セラミックベアリングのサイズと材質の選択について

「セラミックベアリングを検討したいのですが、現在、使用している金属ベアリングと同じサイズで製作は可能でしょうか?」
「セラミックベアリングを検討したいのですが、仕様は決まっているのでしょうか?」

 セラミックベアリングや樹脂ベアリングの営業活動をさせて頂く中で上記のご質問を承る事があります。

 CHIYOBEAが展開する特殊環境軸受(セラミックベアリング・樹脂ベアリング)も金属製ベアリングと同じように一般的な呼び番号(例えば6004や6200)で製作が可能です。
(呼び番号については、例えば6200の場合、“6”の部分は「ベアリング形式(ベアリングの種類。今回の6は深溝玉軸受)」、“2”の部分は直径寸法、“00”の部分は内径寸法)を表します。)
 ご使用をされているベアリングの呼び番号を教えて頂ければ、御見積りやご提案が可能です。
 金属製のベアリングと同じサイズで製作ができますので、ベアリングを取り付ける箇所もセラミックベアリングや樹脂ベアリング用に変更することなく、そのままご使用する事ができます。

 また、材質についても様々な組み合わせが可能です。例えばセラミックベアリングの「V-CERAシリーズ」では、内外輪については「ジルコニア・窒化ケイ素・炭化ケイ素」から、保持器については「PTFE・PEEK・保持器なし」から、ボールは「ジルコニア・窒化ケイ素・炭化ケイ素」から選択が可能です(その他、精度等級やシールのあり・なし、グリスのあり・なしといった項目の選択が可能です。詳細は総合カタログをご参照ください。総合カタログが必要な方は、お問い合わせフォームから申込みください。)
 例えば、内外輪「ジルコニア」、保持器「PEEK」、ボール「炭化ケイ素」といった組み合わせが可能です。
 組み合わせについては、ご使用用途に応じて検討するのが一般的です。
 もし適切な組み合わせが分からない場合でも、ご使用環境や改善したい内容を教えて頂ければ、ご提案をさせて頂きますので、ご安心ください。

 セラミックベアリングや樹脂ベアリングは、特殊なベアリングであり「特定のサイズしか製作できないのでは?」「特定の仕様しか製作できないのでは?」といった風に思われるかもしれませんが、そのような事はありません。ご要望に応じて柔軟な対応ができますので、ベアリングをご使用されている際にお困り事があり、改善をしたいという場合には、是非とも特殊環境軸受「CHIYOBEA」をご検討ください。