セラミックベアリングは錆びない

CHIYOBEAが展開する特殊環境軸受(セラミックベアリング・樹脂ベアリング)の特徴のひとつに“錆びない”という点があります。

例えば、セラミックベアリングのシリーズ「V-CERA」は、内外輪とボールの材質はセラミックス、保持器の材質は樹脂です。
樹脂ベアリングのシリーズ「PLANEO」は、内外輪と保持器の材質は樹脂、ボールの材質はセラミックスです。
セラミックス・樹脂ともに錆びない材質である為、セラミックベアリングも樹脂ベアリングも「錆びない」という事になります。

金属ベアリングをご使用中に、金属ベアリングが錆びる為、セラミックベアリングや樹脂ベアリングに改善したいというご要望は多くあり、また改善をした事例も多数あります。

例えば、洗浄の搬送工程や海水がかかる環境など、ベアリングに水や薬液がかかる環境の場合、水などが金属ベアリングにかかる為、金属ベアリングは次第に錆びてしまいます。
ベアリングが錆びると回転不良が発生し、搬送不良といった問題につながります。
また、錆びたベアリングを交換する為のメンテナンスにも時間がかかります(ベアリング交換の際には生産をストップしなければならず、生産効率が下がってしまいます)。

このような場合に、セラミックベアリングや樹脂ベアリングに改善すると「錆の発生」という問題が解消され、生産効率が上がり、メンテナンス作業の軽減にもつながります。
交換の為に購入していた金属ベアリングの購入も不要となり、ランニングコストの低減にもつながります。

また金属ベアリングを取り付けているシャフトが金属製の場合、金属ベアリングが錆びてしまうとシャフトも錆びてしまいます。
錆びないセラミックベアリングや樹脂ベアリングに改善する事で、このような「もらい錆び」の問題も解消できることになります。
セラミックベアリングや樹脂ベアリングは、グリス無しで使用する事ができます。液体のかかる環境では、グリスの流出を気にすることなく使用できる点も魅力のひとつです。

金属ベアリングを使用していると避けられない「錆び」の問題ですが、セラミックベアリングや樹脂ベアリングでは、「錆びない」という特徴があり、それに伴い、生産効率の向上・メンテナンス作業の軽減・ベアリングの寿命延長・ランニングコストの低減といった効果を今回は、ご紹介させて頂きました。

もし、金属ベアリングをご使用中で金属ベアリングの「錆び」にお困りの際は、CHIYOBEAが展開する特殊環境軸受(セラミックベアリングや樹脂ベアリング)で改善のご検討をお願いします。