高温用ベアリング(耐熱ベアリング)について
高温下のベアリングでお困りのお客様は多いと感じています。
高温炉の搬送やファンなど回転が必要な箇所でベアリングを使用したいが、定期的なメンテナンスが必要で手間がかかる・・・
そもそも高温下の為、ベアリングを採用できずコロで搬送しているが搬送がスムーズにいかない・・・といったお困り事をお伺いします。
CHIYOBEAは、高温環境下でもベアリングをご使用いただく為に「セラミックベアリング」と「高温用ベアリング」といった高温領域向けの商品ラインアップを有しており、様々なニーズにお応えしております。
セラミックベアリングの耐熱温度
「セラミックベアリング」では、保持器(PEEK)を使用する場合、耐熱温度は260℃になります。
セラミックス単体では耐熱温度が高いのですが、保持器に樹脂を使用しているため、樹脂の耐熱温度がセラミックベアリングの耐熱温度になってしまいます。
そこで、耐荷重性や許容回転数は保持器ありよりも低くなりますが、保持器なしのフルボール(総ボール)タイプを選択する事ができ、
その場合、ジルコニアベアリングの耐熱温度は400℃、窒化ケイ素ベアリングの耐熱温度は800℃、炭化ケイ素ベアリングの耐熱温度は1100℃になります。
(総ボールタイプについて詳しくはこちらをご覧ください。)
高温用(耐熱)ベアリングのラインアップ
また「セラミックベアリング」以外に高温領域での使用を目的とした高温用ベアリングのラインアップも有しています。
内外輪に特殊な熱処理と合金成分を添加し、耐クリープ性と耐酸化性を向上させた特殊な鋼材を使用した高温鋼のタイプです。
保持器についても500℃までの耐熱性を有したラインアップを有しており、高温環境下の使用に適しています。
(保持器無しのフルボール(総ボール)タイプの場合の耐熱温度は800℃です。)
高温環境下でベアリングを使用したい、コロを使用しているがもっとスムーズな回転をしたい、定期的なグリスアップに手間がかかり困っている・・・
といったご要望がある際は、ぜひCHIYOBEAの「セラミックベアリング」「高温用ベアリング」をご検討ください。
製品ページ「高温用ベアリング:TOVERシリーズ」はこちらから