ハイブリッドベアリングについて

「ハイブリッドベアリングとは何だろう?」そう思われる方も多いと思います。
今回はCHIYOBEAが展開するハイブリッドベアリングについて、ご紹介をさせて頂きたいと思います。

CHIYOBEAが展開するハイブリッドベアリングは、内外輪が金属(ステンレスもしくは軸受鋼)を使用したタイプです。
ボールは基本的にセラミックを採用し、ノーグリスで使用する事が多いです(ボールは金属も選択可能です。また高速回転が必要な際は、グリス有りを選択する事も可能です)。
金属とセラミックや樹脂を様々なパターンで組み合わせるベアリングである事からハイブリッドベアリングと称しています(組み合わせの詳細は、総合カタログをご参照ください)。
ノーグリスの場合、セラミックベアリングや樹脂ベアリング同様に低トルクで回転するという特徴を持っています。
また、セラミックベアリングや樹脂ベアリングと比較して、内外輪が金属の為、過重や衝撃のある環境でも使用する事ができます。
セラミックベアリングや樹脂ベアリングでは割れの懸念がある・・・という際にお薦めのタイプです。
高回転数のご要求がある際は、潤滑剤を使用する事も可能です。

ハイブリッドベアリングのラインアップ

CHIYOBEAでは、内外輪がSUS304もしくは316のタイプを「BRIDIX-α」、内外輪がSUS440もしくはSUJ2のタイプを「BRIDX-β」として商品展開させて頂いております。
ボールや保持器は様々な材質から選択ができ、色々な組み合わせをする事ができます。
一番メジャーな組み合わせは、内外輪:金属・ボール:セラミックス・保持器:樹脂という組み合わせです。
ノーグリスという特徴をいかす為、グリス無しを選択されるお客様が多いです。

ハイブリッドベアリングもセラミックベアリングや樹脂ベアリング同様に金属ベアリングをご使用中の問題点を改善させて頂く事が多いです。

もし、金属ベアリングをご使用中で、「腐食でベアリングの寿命が短い」「グリスアップの定期メンテに手間がかかる」といったお困り事があり、改善をしたい際や低トルクで回転するベアリングが必要といった際は、是非ともCHIYOBEAの特殊環境軸受をご検討ください。

製品ページ「ハイブリッドベアリング:BRIDIXシリーズ」はこちらから