樹脂(プラスチック)ベアリングについて

先日、CHIYOBEAのセラミックベアリングについて、ご紹介をさせて頂きました。
今回は、樹脂ベアリングのご紹介をさせて頂きます。
CHIYOBEAが展開する樹脂ベアリングは、内外輪と保持器が樹脂のベアリングです。

樹脂ベアリングもセラミックベアリング同様にノーグリスで使用する事ができます。
ノーグリスで軸受の構造をしている為、低トルクで回転します。
例えば、搬送の箇所で今まで樹脂製のコロを使用しているお客様が、樹脂ベアリングに変更されるとスムーズに回転するようになります。樹脂ベアリングもセラミックベアリング同様に金属ベアリングをご使用中の問題点を改善させて頂く事が多いです。

セラミックベアリングと特に異なる点は、「軽量」という点です。
一方で樹脂という特性上、セラミックベアリングと比較して精度の良いベアリングを製作する事ができません。樹脂の加工は難しく、例えば温度や湿度で寸法が変わってしまう為です。
上記よりセラミックベアリングと比較して、「低過重」「低回転」での使用が条件になります。

CHIYOBEAの樹脂ベアリングラインアップ

CHIYOBEAは、樹脂ベアリングについて、4種類の材質で商品展開をしています。
内外輪が「PEEK」「PTFE」「UPE」「POM」のタイプです。
スタンダードな樹脂ベアリングは上記の4種類ですが、上記以外の樹脂にも対応しています。
もし、特殊な樹脂などを特定してご使用したい際は、対応の検討をさせて頂きますので、ぜひご相談ください。

CHIYOBEAが展開する「PEEK」「PTFE」「UPE」「POM」はそれぞれ特性を有しており、お客様のご要望やご使用環境をお伺いし、最適な材質をご提案させて頂いております。
ボールは基本的にセラミックスを使用し、ノーグリスで製作をさせて頂く事が多いです。

最近では、すでに樹脂ベアリングをご使用中のお客様からコストダウンを目的としたお問い合わせを頂く事が多くなってきており、品質は同じでコストダウンができたという喜びの声を頂く事もあります。

もし、金属ベアリングをご使用中で、「腐食でベアリングの寿命が短い」「グリスアップの定期メンテに手間がかかる」といったお困り事があり、改善をしたい際や樹脂製ベアリングのコストダウンを進めたい際は、是非ともCHIYOBEAの特殊環境軸受をご検討ください。

製品ページ「樹脂ベアリング:PLANEOシリーズ」はこちらから